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WELCOME!にーよん

2024.05.30 UP

 北海道新聞WEB版にご紹介いただきました📰

Welcomeニーヨン!🍀

 

 

<ディープに歩こう 札幌・北24条、北海道大学周辺>①

 飾らない街ニーヨン 「スナックバス江」の舞台

 
緑豊かな北海道大構内。
学生だけではなく地域住民や観光客も行き交う連載<ディープに歩こう 札幌・北24条、北海道大学周辺>は若者と多様性のマチ「ニーヨン」をディープに歩きます。
 
 北大(札幌市北区)の新緑がまぶしい時期を迎えた。青々とした葉が茂り、学生だけではなく地域住民や観光客が行き交う。
 札幌駅北口から「ニーヨン」の愛称で知られる北24条周辺までの地域は、北大と寄り添うように南北に延びる。市営地下鉄南北線が走る交通の便の良さが特徴で、地下鉄が1971年に開通して住民や学生らの暮らしの足となる前は、市電鉄北線がその役割を担っていた。
 
 
北大近くの学生街
 この地域には北大以外にも藤女子大や道武蔵女子大、天使大、札幌北高、札幌工業高などがある。大学が複数あることなどから、北区の人口は、10~20代(4月1日現在5万4837人)、留学生など外国人(同3566人)がいずれも市内10区の中で最も多い。若者と多様性のマチだ。
札幌サンプラザ(金田淳撮影)

札幌サンプラザ(金田淳撮影)

 飲食店では食べ盛りの学生の胃袋を満たす大盛りメニューや国際色を感じさせるメニューが目を引く。
 夜間は「北のススキノ」とも呼ばれる北24条周辺の繁華街を中心ににぎわい、日中とは異なる表情を見せる
札幌サンプラザ前広場にある市電車両
札幌サンプラザ前広場にある市電車両

 

■ススキノではきらびやかすぎる

 1月にテレビアニメ化された人気漫画「スナックバス江」の舞台は北24条のスナックだ。作者の漫画家フォビドゥン澁川さん(本名など非公表)=札幌市在住=は当初、ススキノを舞台にすることも考えたが「タイトル通り、場末のスナックを描きたかったので、ススキノではきらびやかすぎると考えた」と話す。作品のように飲食店では夜ごと、店主と客の飾らぬ会話が弾む。
 ニーヨンで、若者は地域のつながりの一端を担う。地元の北24条商店街振興組合などが毎年7月に地域で開く夏祭りでは、北大のYOSAKOIソーランサークルが20年以上にわたり、テント設営などの裏方を担う。北大2年の舘琉一郎さん(20)は「(活動を通じて)このマチが好きになり愛着がわく」と話す。
         
文房具店「文具のみつはし」(北区北23西5)が3月、同店のインスタグラムに投稿した店のPR動画は、道武蔵女子短大生4人が、商店街振興策を考える課題の一環で作成したものだ。店長の山本富美子さん(65)は「動画を見て来店し、リピーターになった学生もいる。学生の力はすごい」と話す。同大2年の武内響さん(19)は「店に貢献できてうれしい」と話す。
地域に飛行場があったことを示す旧札幌飛行場の正門の門柱
地域に飛行場があったことを示す旧札幌飛行場の正門の門柱

 

■留学生向け商店街ツアー

 商店街は2021年から春と秋の年2回、留学生を招いて商店街の見学ツアーを開いている。千円分の商品券を渡し、商店街をそぞろ歩き、自由に買い物してもらう。同組合が目指すのは「学生や外国人など、多様な人に身近で優しい商店街であり続けること」だ。
 
この地で青春時代を過ごし、その多様性や温かさに触れた多くの若者たちが毎春、全国へと巣立っている。

 

(北海道新聞報道センター 綱島康之様寄稿)

ご紹介ありがとうございました!
come on!にーよん。。。
 

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